アメリカの学生ビザを取得したので一連の流れをメモしておく。

アメリカの学生ビザ(F-1)をとって、2ヶ月だけNYぶらぶらしてきたのでここにメモしておきます。情報が古いので、ホントに参考程度のメモです。参考になるブログはいくらでもあるので、そっちのがいいと思います。




 ちなみに本気でビザ取得したい方は下記の公式動画のが参考になります。








忙しい人のための大まかなビザ取得の流れ。


学校へ申し込み → I-20を学校からもらう→ビザオンライン申し込み書類作成(DS-160) → SEVIS支払い → 面接予約 → 面接 → 通ればビザゲット → さあアメリカへ!!

大学申し込みに必要な書類(学校によって違うと思います):

・英文残高証明書
・パスポート

ビザ申し込みに必要な書類:

I-20
・英文残高証明書
DS-160
・面接予約書
・規程の写真1枚
SEVIS支払い証明書
・パスポート
・たくさんのお金(あればあるだけ良い)




こっから詳しい余談。


 あ、そうだ、ビザ取ろうと思ったのが取得日から約1ヶ月前。なんか他のWebサイトとか見ていると大体3~4ヶ月前から準備してくださいって書いてあるから良い子は真似しちゃいけません。ただし切羽詰まってる人はこれでもとれるんだぜっていう参考にしてください。もちろん間に合わなくても責任は持てません。申し込みは自己責任です。

 なんでこんな頭が悪そうな感じに始まったのかと申しますと、2ヶ月後に会社を辞めてぷらぷらアメリカでも行くかな―とか、ゆとったこと考えていたら、某学校の某コースが私の行く時期と同じくらいで調度良く、じゃあここで!ってなっていくことになりました。本当にいきあたりばったりすぎて自分でもお前大丈夫かって思いました。

 ところがですね、私はこの時点で気づいていなかったのですが、何でも週に18時間以上学校に通ってお勉強する人は「学生ビザ(F1)」というものが必要らしいのです。

 もともとすんごい面倒くさがりなので、学校にいくなら週に15時間くらいのでいいじゃんとか思ってたのですが、その大学のコースは見事にこれが引っかかっていました。あっちゃー。

 面倒くさがりなので、やめようかなとかちょっと考えましたけどせっかくだしなあってことで、ちょっと頑張りました。
 学校選びからビザ取得までやってくれる業者さんもいるらしいので、そちらを利用してもいいかなと思いましたが、私の場合は学校を先に選んでしまったので、今回はなるべく自分でやることにしました。





英文残高証明書とI-20



 で、やると決めたら、ひとまず大学への申し込みに必要なパスポートと英文残高証明書とかいうのを用意しなければなりません。

 英文預金証明書ですが、某銀行は即日発行をしてくれましたので、よしこの学校に行こうと思った次の日には銀行に駆け込んで発行してもらいました。(それくらいギリギリだったのです)
 あ、ちなみに学費と渡航期間中の生活費があるという証明になりますので、お金はいっぱいないとだめらしいです。噂だとビザが下りないらしいです。私はギリギリセーフな感じでした。
 滞在期間によって必要な額が変わるため、足りない方はご両親などスポンサーの口座でも大丈夫です。

 ちなみに発行額2000円。Oh….。銀行によってお値段はまた違うと思います。

 どんなものかというと、普通のA4コピー用紙に残高証明とサインが載っているだけです。ぶっちゃけちょっと高くね? とか思いましたけれど、即日発行してくれたので文句は言いませんでしたありがとうございました助かりました。


 そしてその日のうちに学校へオンライン申し込み(この辺りは学校それぞれです)をして、それから即座にその学校へメール(もちろん拙いですが、英語で)を送信しました。
さてここからとても重要な単語が出てきます。テストに出たり出なかったりするんでしっかりメモってくださいね。

 I-20は月内に届きますか?

 このI-20というのが、アメリカの学生ビザを取得するのに非常に重要になります。これが来るまで身動き取れません。

 ネットを見ると、学校によってはかなりルーズなところがあり、申し込みから1ヶ月たっても貰えないところもあるそうです。このためビザ取得には3ヶ月ほど余裕を見たほうが良いそうです。
 私の場合、月内に届かないと間に合わないから月内に頂戴! と強めにメールだしました。自分の中で学校の手続き系はかなりルーズなイメージしかなかったので……。月内に届かなかったらキャンセルするね! と。おかげで1週間以内に貰えるように手配してもらいました。
 そしてこのI-20が届いてからが本番です。



I-20が届いたら。


 DS-160というビザ申請用紙を作成します。こちらは全てオンラインでの申し込みです。紙じゃなくて良かったです。多分紙だったら挫折していました。


非移民ビザ申請書作成 | 米国大使館 東京・日本 http://japanese.japan.usembassy.gov/j/visa/tvisaj-ceac-ds160.html


 もちろん代行業者などもありますので、お金に余裕のある方はそちらを使ってもいいかもしれません。
 ただ自分一人でも結構簡単にできるので、DS-160の中を一度みてから決めてもいいかもしれません。何度でも作り直せるので、ダミーとして確認しても大丈夫です。
 私も時間がないので代行業者に頼んでみようかなとウェブサイトを見たのですが、代行業者の申し込みの方が分かりにくいという、まさかの問題にぶち当たり、結局全部自分でやりました。今考えると頼まないで自分でやって良かった、と思いますけど。

 DS-160の入力は全て英語なんですが、一応全てオンマウスで翻訳もついています。また、入力の仕方が分からなければ下記のようなWebサイトに掲載されています。


DS-160 オンライン申請書の書き方(翻訳)と質問内容その1 | 外国籍の方がアメリカのビザ(B-1商用/B-2観光ビザ)を取得する方法 http://visa-for-foreigners.blogspot.jp/2012/09/ds-160.html

ビザサービス | 米国大使館 東京・日本 http://japanese.japan.usembassy.gov/j/visa/tvisaj-niv-ceac-faq.html


 この中で、どう書けばいいんだろう?と思ったのは4点ありました。

・月収の書き方について。
 →わりとマジで悩みました。え、これドル換算すべきなの???と。調べた所、円で書いてOKとのことでした。

・生まれについて。
 →本籍でいいのかな? でも自分の本籍地どこやねん!!!ってなりましたが、本籍取り寄せました。まあ実際にはそんなに気にしないらしいとか噂がありますが、正確に書いとくにこしたことはありません。

・日本にいる友人について
 →母国にきちんと帰ってくる意思があるとか、ちゃんとその国の人なのかを確認するためなのか、なぜか親族以外の知人か友人の住所を二名ほど書かなければなりませんでした。特に迷惑がかからないとは思うんですが、私の場合は無断で書くのは憚られたので、友人にお願いして、了承を取ってから書きました。

・留学する学校名について(これは私の行く学校の名前がわかりにくかっただけ)
 →どれが正式名称やねん!!!ってなりましたが、一応全部書いときました。

 DS-160の入力は途中保存ができたりするので、休み休みやればいいと思います。一度完了を押しても、 再度新しく作りなおすことができるため、問題無いです。

 また、面接を予約した後でも面接に行く日までに新しく作りなおしても大丈夫です。面接に登録したIDと変わってしまう!!と思われるかもしれないですが、全く問題ないです。持っていったものを見て面接してもらえます。
 実は私も面接日前日に作りなおして持って行きましたが、問題なく面接して貰えました。


 とにもかくにもDS-160の登録が終わったら、今度はSEVIS費用を支払ます。これはなんか、留学生とかの監視?のための費用らしいです。まあとにかく支払いは必須です。
 詳しくは下記を。

SEVIS費用について | 米国大使館 東京・日本 http://japanese.japan.usembassy.gov/j/visa/tvisaj-sevis20040902.html



 さて、支払いはカードでできました。ていうかカードで払ったほうがいいと思います。
 支払証明書が面接の時に必要なので、必ず領収書を印刷してください。


 

面接の予約:


 とりあえずSEVISの支払いが終われば面接の予約ができます。ここに関してはWebでの申し込みになります。
 予約方法は各Webだけでなく、下記のような動画でも確認できますので簡単ですよ!




面接の前準備:


 さあ、面接予約が終われば、大使館へ面接しに行くだけです。
 面接を予約した時に面接時間があるんですが、恐らく大使館へ入場する際にかなり並んでいてその時間に面接を受けることはできません。
 上の動画でもありますが、予約した時間に大使館についていればOKです。その後に番号札みたいなのを渡されるので、そこからの順番になります。服装も普通の格好で問題無いです。私はジーンズで行ったと思います。

 大使館へ行く際に注意しなければいけないのが、「持ち物」です。

 もちろん必ず持っていくものもあるんですが、実は「持って行ってはいけないもの」もあります。
 大使館なので、持ち込み不可、というものがあります。
 色々あるんですが、とりあえず「液体」。この辺は飛行機と同じですね。

 ペットボトルとかも不可だったと思うので、なるべく身軽で行きましょう!
 あと携帯電話などの電子機器も制限があるようになったそうです。(私の時はなかった)

 ちなみに当日私は本を10冊ほど、仕事の関係で持っていたためすごく不思議な顔をされました(X線に通すため全部出した)。でも別に持ち込み不可のものではないのですんなり通れましたが。
 あと持ち物検査の時に、列の前にいたお姉さんがまさかのおっきい香水の瓶を持っていて、止められてました。持ち運んでるものがすごい女子力高い。


面接:


 面接は、私の場合はアメリカ人の方でした。最初は日本語で聞かれました。

・家は日本にあるのか。
・学校に行くのか。

 この辺りまでは当たり前のことばかり聞かれました。というか、別に難しいこと聞かれないです。
 やましいことがあるわけじゃないので、素直にそうですと答えるしかありません。
 ここまで、そうです、そうです、と答えていたのですが途中から、

・大学は日本? それともアメリカ?

 と聞かれて「ん? 卒業した大学書いてあるのに変だなー」と思いながら、

「大学は日本の大学です」

 と答えたのですが、どうも通じなかったようで、面接官の方は途中から英語で会話し始めました。

『大学は日本の大学を卒業するの? それともアメリカで?』
『大学はもう日本で卒業してますが……』

 質問の意図がわからなくて、あれ、私のヒアリングができてないのかな? とか思いつつ、そう答えてみると、私の年齢の項目確認したらしく(当時25)、

『ああ、もう大学は卒業してるんだ!オッケー分かった、大丈夫だよ!』

 みたいな感じで終わりました。(ホントに軽い感じでした)
 あとはパスポートを渡して、面接が終われば待つだけです。

 1週間後くらいにビザとパスポートが郵送で届きます。ちなみに私はいきなり5年ビザが貰えてちょっとビビリました。2ヶ月しかいかないのに。

 そんな感じでビザを取りつつ、学校の手続きをしつつ、などを色々やってたら出発日に。
 NYで何しようとか全く考えていなかったので(本当に思いつきだった)、行ってから色々調べて遊びました。
 もちろん、アメリカについたらついたで学校へI-20の書類提出とか色々あるので、その辺も忘れずに。




学校の特典も、よい。


ちなみに向こうで大学の学生証を貰ったんですが、これが無料で色んな博物館・美術館に入館できるゴールドカードで、学校終わったら色んな所行ってました。かなり良かったです。メトロポリタン美術館には3回行きました。こういう特典も学校選びの一つにしてもいいかもしれません。

 私の場合はアメリカでしたが、カナダとかだったらワーキングホリデーとかで行けるみたいなので、こういう所も視野に入れていいかもしれないですね。
 何にせよ、間に合わないから諦めよう、ではなくて、とりあえずやってみよう、ダメだったらダメだったで! みたいな気持ちでやってみると、意外とできるんだなと留学する前から勉強になったのでした。




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