サットン・フォスターのコンサートに行ってきた。




ちょっと前に、Twitterなどで話題になっていた「キンプリ」の応援上映に行ったことがある。
そんなに話題になってるなんてすごくない、と単なる好奇心だったので、プリリズ? キンプリって何の略? みたいな前知識も全く予習せずに応援上映に挑んだ。

結果的に、そのぶっとんだ内容に驚いて、よく訓練された応援上映に感動して(爆笑して)、映画館から出てきた後には「世界が輝いて見える……」とそれまでなかった映画体験を噛み締めた。キンプリはいいぞ。


全然知らなかった世界に飛び込んだ結果だった。


で、今回飛び込んでみたのは「サットン・フォスター」。
ブロードウェイの世界では、ものすごく、ものすごく有名な方らしい。2002年にミュージカル「Thoroughly Modern Millie」、2011年「Anything Goes」と2度のトニー賞主演女優賞を受賞されているらしい。(ってここに書いてあった。)


でも、大変申し訳無いことに、私は彼女を知らなかった。もともとミュージカルを観るような人間でないのと、役者の名前を覚えるようになったのもここ数年の話だった。


本当にたまたま、そんなブロードウェイのトップスターが大阪、神奈川、東京でソロコンサートを行うらしいと話を聞いた。



聞いた時は「へぇー」としか思っていなかったけど、当日券が普通に買えると聞いて、軽い気持ちで向かった。
ブロードウェイ観に渡米するより全然安いし、ブロードウェイのトップレベルの歌が聴けるチャンスがあるなら、行くべきでしょ、みたいなものすごく軽い気持ち。
そんな軽い気持ちと同時に、知らない曲ばっかりだろうし、楽しめるかなー、と不安もあった。

だけど、会場を出て思ったのは「行ってよかった……! 世界が輝いて見える!」



コンサートは、派手な演出があるわけでなく、落ち着いたもの。
ライトによる演出と、3人のジェントルマンによる演奏(ピアノ、ギター、コントラバス(ウッドベース))と、サットン・フォスターの歌だけだ。

彼女の衣装はシンプルなドレス。ていうかお化粧もナチュラルメイクっぽいし、髪も特にいじらずな感じ。
なんていうか、そんなわけないんだけど、ありのままの私で来ました! みたいなナチュラルさがあった。

それでも、歌っている彼女の姿から目が離せない。圧倒されているというよりも、ただただ、惹きこまれている。表情がころころ変わるし、歌っている姿はすごく可愛い。素敵。

やっぱり、すごい方でした。目の前で聞くと、知らない曲ばかりなのに、その声にぐんっと引っ張られる感じがしてもうサットン・フォスターから目を離せない。


飛び込んだ時にしかわからないこの感覚、やっぱり楽しい。飛び込んでみて、良かった。
とりあえず冒頭にならって、この言葉を言いたい。


サットン・フォスターは、いいぞ。すごくいいぞ。


最終的にボキャブラリーが残念なことになったけれど、おすすめのソロコンサート。
明日の東京公演もあるのでぜひ
セットリストはこちら(一部内容が東京と違うみたい?)
個人的には「雨に唄えば」が好きでした。





このブログの人気の投稿

本を301冊自炊して感じたこと。

球技を柔らか分類してみた。